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正しい体温の測定方法とは?水銀体温計とデジタル体温計の歴史

2月 03, 2017

体温計は誰が開発したもの?


引用:公益財団法人 山口県ひとづくり財団 テルモ体温研究所

病気の時に熱を出したら使う「体温計」。この体温計の歴史は、1609年イタリアの医者サントリオ・サントーリュが世界で初めて体温計を考案。サントリオは、パドヴァ大学で医学を学び、ヴェネツィアで開業、ポーランド王の侍医を務め、パドヴァに戻り、1611年パドヴァ大学の教授になりました。

サントリオの同僚であるガリレオが、気体の熱膨張を応用した温度計に触発を受けて作られたのが世界で初めての体温計でした。この体温計の測定方法は、ガラス管に「適当に」目盛りをつけておき、水位の変化で体温を見るというものでした。この方法からは、正確には測定で来ないことから、その臨床自体曖昧な試みだったようです。

サントリオの研究からは、人の体温を測定しているうちに、正常な状態の人は、いつも一定の体温を保つことに気がつきました。1714年、ドイツの物理学者G.D.ファーレンハイトが、革袋でこした水銀を使った華氏温度計を発明し、これを使って体温は華氏96度であることを見つけました。実際に体温計として体温を測定するようになったのは、1858年以降でした。

さらに研究は進み、医学者カール・ウンデルリッヒが病気によって熱型が違うことを発見しました。このことから、病気の診断に体温測定が必要とされるようになったそうです。当時の体温計は長さ30センチ以上もあり、測定時間は5分かかるものでした。

こうした研究を重ね、私たちの生活に使われるようになったのは、1883年(明治16年)に山口県防府市の薬局店主柏木幸助によって作られた日本最初のガラス製水銀体温計で、国内メーカーへと広がったわけです。

世界保健機関(World Health Organisation、WHO)は2020年までに、水銀を使用した体温計と血圧計の全廃を目指すと発表しています。有害な液体金属である水銀の取り扱いを規制する国際条約が採択、署名されたことを受けたようです。

水銀体温計の赤字が37度を指している理由


引用:先見創意の会

「37度の熱がある、風邪気味かな?」「37度あるから、これから熱が出るかもしれない」なんて経験はありませんか?この体温は、高熱範囲ではありません。むしろ日本人の平均体温の範囲なのです。水銀体温計世代の方は、ご存知の通り、「37℃」の赤い線。この表記は「発熱」ではなく「平均体温」を示す線でしたよね。

一般家庭、病院、保育園、小学校と、当たり前になったデジタル体温計には、平均体温の記載はありません。いつのまにか、日本の平均体温を知らずに、37度で病気になっていると、判断している人も多くなっています。免疫が正常に働くと言われている平均体温は、36.8度前後と言われており、37度は免疫が働く正常範囲そのものなのです。

ほとんど見なくなってしまった水銀体温計ですが、デジタル体温計が当たり前のように使われるようになった理由は、水銀に原因があります。体温計に使われていた水銀の毒性は低いですが、有害であることには変わりないようです。謝って体温計を割って飛び散ってしまった水銀は、時間とともに蒸発して無くなります。ですが、この蒸発した水銀を吸い込んでしまうと毒性を発現することがあると言われています。もし、水銀を吸い込んでしまった後に症状(悪寒、皮膚の発疹、嘔吐、発熱など)が出た場合は、迷わず病院に連絡をする必要があります。また、医療の現場でも水銀体温計を使う場合、床に落としてしまうと危険性があるということで、お医者さんからも安全性を問う声が上がったようです。

こうして、水銀体温計を見かけることが少なくなり、デジタル体温計が主流になっていった訳ですね。それでも水銀体温計の方が、正しく体温を測定できるんじゃないかと、昔から使っている人もいますから、正しく扱えば問題はないので、一度はデジタル体温計と水銀体温計で測り比べてみるのも面白いですね。

水銀体温計とデジタル体温計の違い

水銀体温計とデジタル体温計を使った体温測定ですが、比較してみた人もたくさんいると思います。水銀体温計で測定した結果より、デジタル体温計で測定した結果の方が2度高いことや、逆に体温が低く3度も違ってしまったなど、経験があるかもしれません。体温計の測定構造・仕組みを把握して、自分に合う体温計を探してみましょう。

昔から使われている水銀体温計。
熱伝導と膨張を利用して体温を測っています。熱伝導は、物質の移動を伴わずに高温側から低温側へ熱が伝わります。体の熱が水銀から伝導し、温度が上がることによって水銀は膨張する仕組みになります。

一般化されたデジタル体温計。
温度変化により電気抵抗が変化する「サーミスタ」の特性を利用して体温を測定しています。デジタル体温計の先端にあるマイクロコンピュータが温度に換算してデジタル表示する仕組みです。実測式で体温を測定する場合、水銀体温計と同様、これ以上計測した温度が上昇しない状態(平衡温)になるまで計測が必要ですが、予測式の場合は、マイクロコンピュータに内蔵されている「体温測定データ」をもとに、最初の数十秒の体温上昇から最高値を測定し、判断します。


出典:アマゾン

小さな赤ちゃんや動き回る子供でも簡単に測定ができる体温計「耳式体温計」。
小児科を始め、家庭でも使われている体温計です。耳に当てて約1秒から3秒の間に測定結果が出る優れもの。でも、耳で測る体温計の誤差は±5度とも言われています。耳挿入部の場合、カバーを装着するタイプがほとんどで、これがゆるんでいたり、皮脂で汚れていても体温の測定結果に誤差が出てしまうようですね。

出典:アマゾン

おでこや胸で測るタイプの体温計「皮膚赤外線体温計」。
人体が発熱によって発生する赤外線を検出し、それを体温として換算表示する体温計です。わきの下や舌に入れたりすることなく、肌に触れずに測定できます。衛生的な非接触型測定ができるので、介護施設や小児科ではよく使われています。測定結果にもムラも少なく、正確な数値が測定できるようです。


出典:アマゾン

色々な種類の体温計がありましたね。これらを使って、結果を付け比べてみるのも新しい発見があるかもしれないですね。毎日の体温測定は、免疫が正常に働いているのかを知るための健康のバロメーターですから是非、毎日続けてくださいね。

記事を監修したアドバイザー

吉田昌義先生

自身の経験から「大切な人を守るために」と、健康管理士の資格を取得。戦前の頃の平均体温に戻すため、健康と言われている体温36.5度以上にするために日々活動している体温管理アドバイザー。>>インタビューを読む



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