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「親なき後の問題」~オヤナキアト~とは?障がいを持つ子の地域ネットワーク作り

2月 15, 2017

「親なき後の問題」~オヤナキアト~とは両親が亡くなった後の現実

障がいを抱えた子供たちの生活支援の多くは、身内である親が世話をしています。しかし、いつまでも子供の世話をしてはいられません。子供が大人になれば当然、親も年老いていきます。その親自身が、命に関わる病気や認知症、死亡などにより、突然子供を育てられなくなった場合、誰が支援をしてくれるのでしょうか?

これが「親なき後の問題」です。

親が介護施設に入所することになったが、今まで世話をしていた子供の薬の状況、身体の状況、性格個性など残しているものがなく、こういった状況になった時、「子供のことは親にしかわからないため、子供に対して、どう接していいのかわからない」というケアマネや、施設のスタッフが困ってしまうことも現実問題、多く起こっているようです。

親の高齢に伴い、障がいを持った子供たちの問題を、どう解決していくのか、考えていかなければなりません。

生活が安心できる場所と医療や支援施設の確保・生活資金の問題

親が元気なうちは、自宅からでも利用できるデイサービスや、支援サービスで対応することができました。しかし、親亡き後の子供が生活をする場所や、生活費用など、親がいなくなってしまった後の選択が重要になります。

親を無くした子供の状態や、取り巻く環境によって、在宅介護が可能かどうかというのが、最初の時点で判断しなければなりません。
残された子供を引き取らなければならない身内等の肉体的や、精神的な負担についても考えなければなりません。

ですがこの状況で、施設を希望したとしても、施設などの確保が困難になるケースがあります。必ずしも支援が受けられるかといえば、そうでないことがほとんど起こっています。その背景には、障がいの状態により、支援が困難なケースもあります。

平成27年社会福祉施設等調査の概況から見ると、「有料老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅以外)」は10,651 施設で前年に比べ1,019 施設、10.6%増加しています。

認知症高齢者や精神障がい者向け施設数が年々増加をしている一方、地域格差によって入所が困難なことがあります。また、子供や身内の経済的制約から入れる施設も限られ、月額費用の安い場所は満室で、入居待機者でなかなか入ることができなく、身内の精神的、肉体的にも負担をかけてしまっているのが現状です。


出典:厚生労働省「平成27年10月1日現在で活動中の施設・事業所について集計結果」より

地域のネットワーク作りで支え合う社会へ

日本では地域社会で暮らす高齢者や障がい者、さらにいろんな状況を抱える人たちの困難は尽きません。財政削減や負担など国民全体問題として、「苦しいのは障がい者だけではない」というのも多くの声です。

今まで通りの生活を送るための具体的なサービスの整備に伴い、本人にとっても障がいを持っている子供の家族にとっても、長期的な「安心」が保障できる支援システムの構築が求められています。

時間はかかっていますが、障がいがある人たちの「地域生活支援」は、社会へ浸透しつつあります。入所施設の暮らしから離れ、地域に移行した人たちの生活が変化し、障がいを持つ本人が力を身につけ、充実した暮らしができるよう取り組みが進められています。

障がいを持つことは、誰にでも起こりうることです。いつ交通事故に合うかわかりませんし、大きな病気にかかる可能性だってあります。障がいは生まれつきなものだけではなく、誰にだって可能性のある身近なことだということを忘れないでください。

障がいは他人事ではなく、社会全体で「暮らしやすい環境」を築くためにも、いままで以上に地域との繋がりやネットワークを大切にしたいですね。

記事を監修したセラピスト

草間建二先生

看護師としての顔と「鍼灸 健美・大山」の院長の顔を持つ看護師セラピスト。西洋医学と東洋医学のいいとこどりをめざし、「最高でなく最適な医療」を提供する医療のアドバイザーとしても幅広く活躍している。>>インタビューを読む

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